欠けた瞬き

誰も私のことを必要としなくなっても

大丈夫って思えるくらい

自分のことを愛してみたい

誰にも知られずひっそり

消えてしまいたい夜がある

大好きな音楽すら

聴く気になれない時もある

眠れば朝が来るから眠りたくない

起きたくないから眠りたくない

普通になりたいと願う時点で

たぶん普通じゃない

理由もないのに

涙が流れるのは普通じゃない

このままこの先　生きてても

幸せだと笑う自分が

想像できなさすぎるから

生きるのがちょっと嫌になっただけ

誰も私のことを必要としなくなったら

歩いて海にいける街で

のんびり猫と暮らしてみたい

誰にも言わずにひとり

初めて行ったライブハウス

瞬きすら惜しむほどに

胸を打たれた夜がある

笑えない時に無理やり笑ってたら

気づいてくれる人はいるのかな

平気な顔で生きれたら

もう少し楽になれたかな

理由もないのにどうして

漠然と不安が襲う

このままこの先　生きてても

幸せだと笑う自分が

想像できなさすぎるから

生きるのがちょっと嫌になっただけ