月が綺麗でした




夜が長いのはあなたのせいね

話すこともないのに繋いでた電話

私はどうやって

これまで息をしていたんだろう


今日の月の形の話

丸い大きな月だったけど

満月は明日なんだって

そんなどうでもいい会話も嬉しかったよ


私の目に映るあなたを

最後くらい悪者にしてもいいかな


背伸びすら心地よかった

あなたに近づけている気がして

無理をしているなんて

私は一度も思ったことないのに


鏡に写る私があまりにも

あの頃のままだったので

全部夢だったらなんて

今でも思ってしまうんだよ


無理やりにでも理由つけて

電話をかけようとしている

あなたも同じ気持ちだったら

少し気が楽になるんだけど


あなたの目に映る私は

最初から最後まで笑顔だったでしょ


背筋をまっすぐ伸ばして

前だけ向いて歩いていこうよ

無理をして嘘を付いて

何度も大丈夫って言い聞かせて


背伸びすら心地よかった

あなたに近づけている気がして

どんな私も受け入れてくれてた

あなたに甘えてしまっていたんだね


もしもどこかですれ違っても

振り向いたりしない

あなたも気付かないふりをしてね





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